
2050年――それは現在30代である私が現役の政治家として責任を持てる目標地点です。日本が自国の安全をしっかりと確保すること。国民が、経済的に精神的に豊かな生活を送り、日々の暮らしや老後の不安の少ない社会で生きること。またその先何十年も繁栄を続けられる確固とした基盤を築いていること。2050年の時点で、それらを実現するために、いま何をするべきか。このような視点から、私は以下の方針で政治活動を展開してまいります。

安全保障は、国民の命をまもるための、国家の最優先課題です。国の安全なくして、豊かな経済も、安心の社会保障も成り立ちません。また、安全保障には、同盟、外交、防衛力の整備など、息の長い努力の積み重ねが不可欠です。
近年、北朝鮮の拉致や核兵器開発の問題、中国の異常とも言うべき軍拡など、日本をめぐる安全保障環境は急速に悪化しています。激変する国際政治の中で、我が国は安全保障政策全般をあらためて考えなおす時期に来ています。
私は、世界が再び戦争を繰り返さず、子供たちがいつまでも平和で暮らせる世の中であるため、全力で頑張ります。
- 日米間の信頼関係を再確認し、日米安全保障体制の実効性を確かなものとします。
- 憲法を含む法制度、政府・自衛隊の組織を、有事の際に有効に機能するように整備します。
- アジアにおける地域安全保障体制を構築していきます。
- 予想される事態に対処するために必要な自衛隊の装備・技術・生産基盤を確保します。
- 日本自らが必要な情報を収集・分析し、自己の判断で事態に対処できる体制を整備します。
- 有事においても必要な資源・エネルギーが確保できる体制をつくります。
- 我が国の外交上・安全保障上有利なポジションを築くため、日本の「ソフトパワー」向上も視野に入れ、戦略的対外広報を展開します。
- より安全な世界をつくるため、核不拡散、紛争解決など、国際社会の安定を図る外交に力を注ぎます。

経済は国民生活の基盤です。社会保障制度も、防衛力も、すべて安定した経済のうえにはじめて成り立ちます。まずは世界不況からの脱出を果たし、少子高齢化や厳しい国際競争に打ち勝つことのできる、強い、活力ある経済をつくります。また、豊かさは経済のみによって実現するものではありません。高い文化的、精神的生活を追及することで、お金だけではない豊かさを実感できるようにします。これらにより、諸外国から見た日本の魅力も高めます。
- 東アジア諸国、資源国、EU等と戦略的な投資・貿易関係を築き、輸出を促進します。
- 環境、生命科学、航空宇宙などの戦略分野への科学技術投資を促進し、国際競争に勝ちます。
- 理数、国語力などで国際的に高い学力を維持するため、教育を再構築します。
- 製造業の高い生産性を維持するとともに、サービス部門の生産性の大幅な向上を図ります。
- 高齢者・女性・外国人が生き生きと働き、生活の安定と企業の競争力が両立する雇用モデルを構築します。
- 税制などで中小企業活動を活発にし、安定した雇用と足腰の強い経済をつくります。
- 長期的・安定的な企業経営を支援する、新しい日本型金融モデルを構築します。
- 日本の伝統文化、芸術、コンテンツ産業を振興し、国民が文化・芸術に親しむ機会を増進するとともに、海外からの観光客を増加させます。
- 省エネ・省資源化を進め、資源・エネルギー価格の暴騰に左右されず、環境にやさしい経済に転換します。
- 健全で安定した金融政策を堅持し、通貨の価値を守ります。
- 後世につけを残さない、堅実で持続可能な財政政策を確立します。

いかに経済が繁栄していても、弱者を踏みつけにし、人の気持ちをないがしろにするような社会はいい社会とは言えません。われわれは、温かみと思いやりのある日本社会を取り戻す必要があります。戦後、経済成長をとげた日本は、欧米からさまざまな価値観、ライフスタイル、社会・経済制度を輸入してきました。しかし、その過程で、多くの大切なものを失いかけていないでしょうか? どんなに欧米様式を輸入しても、根本的に日本人はあくまでも日本人です。日本人としての「根っこ」を大事にせず欧米式の制度を接ぎ木すると、社会全体のバランスが壊れてしまいます。本来のあるべき姿を見つめなおし、時代の実情にあわせて、温かみがある、安心して暮らせる日本社会を再構築します。
- 幼児教育から教員の養成まで、利他の心や支え合う気持ちを含め健やかな精神を育み、心の安らぎを維持するための「心の教育」を充実します。
- 社会制度全般の中で、家族の関係、地域の果たす役割を重視します。
- 自然とふれあい、環境にやさしい社会をつくります。
- 地域の力、警察力、再犯防止策などの総合力で凶悪犯罪を撲滅します。
- 人の心の弱みに付け込む悪徳商法を許さず、法による規制、取り締まりを徹底します。
- 医療・介護・年金など、利用者・現場のニーズに合い、財政的にも持続可能な社会保障制度を構築します。
- 保育所の整備など、働く女性が安心して育児と仕事を両立できる環境を整備します。
- 大地震・風水害等、災害に対する備えを強化します。

これからの日本は、国際社会の中で、自らの手で自らの道を切り拓いていかなくてはなりません。しかしながら、いまの日本は、台頭する新興諸国に囲まれ、世界の中で急速に存在感を失っています。
私が留学していたハーバード大学のプログラムでも、過去10年で日本人留学生の数が最も少ない年で10分の1まで激減し、減った日本人の枠はそのまま中国人留学生にとって代わられてしまいました。日本に関する講座もなくなるなど、世界のリーダーたちの目が日
日本人は元来、正義感、礼節、共助の精神、自然との調和など、世界に誇るべき価値観をもっています。紛争の絶えない国際社会において、いまこそ求められる価値観です。まずは、日本人自らの手で、「日本とはなにか」を明らかにすること。ビジョンを実現するために十分に機能的で効率的な国の組織をつくること。変化をとげる新しい世界に対する明確なビジョンをもつこと。これらが不可欠です。その上で21世紀は、日本が世界の進む道を示し、国際社会をリードしていく時代だという気概で国をつくっていくべきだと思います。
- 十分な国民的議論を経て、日本人自らの手による新憲法を制定します。
- 日本人自身が生きる社会や、自らのルーツを理解するための社会科教育と、国際的に活躍するための外国語教育を強化します。
- 東アジア共同体実現へ向け、韓国、中国、東南アジア諸国等との重層的な関係を発展させます。
- 時代の大きな変化や、さまざまな課題に対処するため、政治部門の機能・リーダーシップを強化します。
- 省庁の枠組みや組織の論理にとらわれない、柔軟で機能的な行政システム・国家公務員制度を構築します。
- 道州制を推進し、国民のニーズに最適に応えることのできる、効率的な中央・地方関係をつくります。
- 国連安全保障理事会常任理事国入りを目指します。
- 国連、G8サミット、WTO、IMFなどに代わる、機能するグローバルガバナンスの仕組みをつくります。





